「イギリス留学にはどんなビザが必要?」「語学留学と大学留学でビザが違うって聞いたけど…」──留学の準備を始めると、ビザの種類の多さに戸惑う方は少なくありません。

イギリス留学で関わる主なビザは3種類あり、留学の目的・期間・進路によって必要なビザが異なります。この記事では、各ビザの特徴・対象者・違いをわかりやすく解説し、自分に合ったビザの選び方をご紹介します。

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この記事でわかること

  • イギリス留学に関わる3つのビザ(Student Visa・Short-term Study Visa・Graduate Route Visa)の違い
  • 留学スタイル別・自分に合うビザの選び方
  • StudyInがサポートできるビザの範囲と申請時の注意点

イギリス留学に必要なビザは人によって異なる

イギリスへの留学を検討するとき、まず押さえておきたいのが「留学の目的・期間によってビザの種類が違う」という点です。

たとえば大学への正規留学と語学留学では必要なビザが異なり、また「留学後もイギリスで働きたい」と考えている方にはさらに別のビザが関係してきます。

大きく分けると、イギリス留学で関わるビザは以下の3種類です。

  • 学生ビザ(Student Visa):大学・大学院・専門学校などへの正規留学(6か月超)に必要なビザ
  • ショートタームスタディビザ(Short-term Study Visa):6か月以上11か月未満の語学留学に必要なビザ
  • グラジュエートルートビザ(Graduate Route Visa):イギリスの大学・大学院を卒業した後、就労・キャリア構築のために滞在するビザ

それぞれのビザについて、詳しく見ていきましょう。

3つのビザを比較する

学生ビザ(Student Visa)

Student Visaは、イギリスで6か月を超えるコースに在籍する16歳以上の方を対象としたビザです。2020年10月に旧Tier 4(General)ビザから移行した形で、現在のイギリス留学の中心的なビザとなっています。

対象となる主なケース

  • イギリスの大学・大学院・専門学校・カレッジへの正規入学
  • 6か月を超える語学コースや英語準備コース(Pre-sessional English)
  • イギリス政府に認定された教育機関(Student Sponsor License保有校)のコースへの在籍

主な申請条件

  • 認定機関からのUnconditional Offer(無条件合格通知)を取得していること
  • CAS(Confirmation of Acceptance for Studies)を発行されていること
  • 学費および生活費を賄うための十分な資金があること
  • 英語力の要件を満たしていること(IELTS for UKVIなど)

Student Visaはコースの種類・長さに応じて発行され、大学院の修士課程(通常1〜2年)や学士課程(通常3〜4年)なども対象です。ビザの申請料は£558(2026年4月改定)で、加えてImmigration Health Surcharge(IHS)として年間£776(学生向け)のコース期間分を一括で支払います(出典:UK Government(GOV.UK)公式サイト)。

StudyInでは、このStudent Visaの申請サポートを提供しています。詳細はビザ申請サポートページをご確認ください。

ショートタームスタディビザ(Short-term Study Visa)

Short-term Study Visaは、6か月以上11か月未満の語学留学を目的とした方が対象のビザです。Student Visaより申請要件がシンプルで、短中期の語学留学によく利用されます。

対象となる主なケース

  • 6か月以上〜11か月未満の語学(英語)コースへの在籍
  • イギリスの語学学校(Language School)での集中英語学習

主な特徴・注意点

  • Student Visaと異なり、就労(アルバイト)は原則不可
  • コース終了後のビザ延長・切り替えには制限があり、Student Visaへの変更はイギリス国内からでは原則できない
  • 申請はStudent Visaと同様にオンラインで行う
  • ビザ申請料は£200(出典:GOV.UK公式サイト)

StudyInでは、Short-term Study Visaの申請サポートも提供しています。語学留学からイギリスでのキャリアを目指している方は、将来の進路を踏まえて早めにご相談ください。

グラジュエートルートビザ(Graduate Route Visa)

Graduate Route Visaは、イギリスの大学・大学院・博士課程を修了した留学生が、卒業後もイギリスで就職活動・就労できるビザです。学部・修士課程を卒業した場合は2年間、博士課程を修了した場合は3年間イギリスに滞在できます。

主な特徴

  • スポンサー(就職先)なしで就労・滞在が可能
  • イギリス政府認定の雇用主からオファーをもらった場合、Skilled Worker Visaへの切り替えが可能
  • Skilled Worker Visaで5年間就労後、永住権(Indefinite Leave to Remain:ILR)の申請資格が生まれる可能性がある
  • ILR取得後、一定期間が経過するとイギリス国籍の申請も視野に入る

注意点

  • 対象者はStudent Visaでイギリスの認定大学を卒業した方に限られる
  • 申請はStudent Visa有効期間中(通常は卒業後)に行う必要がある
  • Graduate Route Visa申請後のSkilled Worker Visaへの切り替えには、スポンサー資格のある雇用主からの内定が必要

なお、Graduate Route VisaとSkilled Worker Visaの申請サポートはStudyInでは対応しておりません。Graduate Route Visaの申請については、各教育機関の国際学生サポート窓口にご相談ください。

ビザ比較早見表

項目 Student Visa Short-term Study Visa Graduate Route Visa
対象者 大学・大学院・専門学校等への正規留学者(6か月超) 6か月以上11か月未満の語学留学者 イギリスの大学・大学院・博士課程修了者
滞在可能期間 コース期間に応じる 最大11か月 学部・修士:2年間/博士:3年間
就労 週20時間まで可(授業期間中) 原則不可 制限なし
申請料 £558+IHS(年間£776) £200 £822(国内申請)
CAS必要 必要 不要 不要
StudyInサポート対象 ✅ 対象 ✅ 対象 ❌ 対象外

※出典:GOV.UK Student Visa・GOV.UK Short-term Study Visa・GOV.UK Graduate Visa。内容は変更される場合があります。最新情報は各公式ページでご確認ください。

自分に合うビザの選び方

語学留学・短期留学の方

語学留学を検討している方は、留学期間が6か月未満か、以上かで必要なビザが異なります。

  • 6か月未満の語学留学:日本国籍保持者はビザなしでイギリスに入国・滞在し、語学コースに参加することができます(Visit Visa扱い)
  • 6か月以上11か月未満の語学留学:Short-term Study Visaが必要です
  • 6か月を超える語学コース(大学付属のPre-sessional Englishなど):Student Visaが必要になる場合があります

将来的に正規留学(大学・大学院)を目指している場合、語学留学後にそのままイギリスに滞在してStudent Visaへ切り替えることは原則としてできません。一度帰国してからStudent Visaを新規取得するプランで準備するとよいでしょう。

大学・大学院への正規留学の方

大学・大学院への正規入学を目指している方は、Student Visaが必要です。Student Visaの申請には、大学からのUnconditional OfferとCAS(受入確認書)の発行が前提となります。

イギリスの大学出願から合格通知・CAS発行・ビザ申請と、それぞれに時間がかかります。スケジュール感としては、コース開始の半年〜1年前から動き出すのが理想的です。イギリス留学の情報はこちらからもご確認いただけます。

卒業後もイギリスでキャリアを積みたい方

「イギリスで就職したい」「卒業後もイギリスに残りたい」という方には、Student Visaでの正規留学修了後にGraduate Route Visaを申請するルートがあります。

Graduate Route Visaはスポンサーなしで2〜3年間滞在・就労できるため、イギリスで就職活動をしながら実務経験を積むことができます。さらに希望の企業から内定をもらえれば、Skilled Worker Visaへの切り替えを通じて、長期的なキャリア形成も視野に入ります。

ただし、Graduate Route VisaはあくまでもStudent Visaでイギリスの認定大学を卒業した方のみが申請できます。留学前からキャリアビジョンを持って大学・コース選びを行うことが重要です。

Expert View

“イギリスのビザ申請で多くいただくご相談が『資金証明の準備』と『CAS発行から申請までのスケジュール管理』です。特にStudent Visaでは、指定の28日間ルールを満たす口座残高の管理や、渡航直前のバイオメトリクス(生体認証)予約の混雑など、思わぬところで時間がかかるケースがあります。コース開始直前に焦ることがないよう、合格通知が出た段階からビザ申請のロードマップを立てておくことを強くおすすめします。StudyInではセミナーや個別チェックを通じて、不安を残さず渡航日を迎えられるようサポートしています。” – Yoshiyuki Suzuki, Counsellor, StudyIn.

ビザ申請で注意したいこと

ビザの種類が決まったら、申請時に気をつけたいポイントを確認しておきましょう。

  • ビザの種類を誤って申請しない留学期間や目的に合わないビザを申請すると、入国を拒否されたり活動に制限がかかる場合があります。自分の留学スタイルに合ったビザを事前に確認しましょう。
  • 申請のタイミングを早めに特にStudent Visaは、CASの発行待ちやバイオメトリクスの予約待ちも含めると、申請から取得まで1〜2か月かかることがあります。コース開始の2〜3か月前を目安に準備を始めましょう。
  • Short-term Study Visaからの変更は要注意Short-term Study Visaで入国後に正規留学(Student Visa)への変更を希望する場合、イギリス国内からの切り替えは原則として認められていません。一度帰国してからStudent Visaを新規申請する必要があります。
  • 資金証明の準備は早めにStudent Visaでは、学費と生活費を賄える資金が28日間継続して口座に保持されていることの証明が必要です。残高証明書は申請日の31日以内に発行されたものが有効なため、タイミングを意識して準備しましょう。

StudyInのビザ申請サポートについて

StudyIn(gostudyin.com)では、Student VisaおよびShort-term Study Visaの申請サポートを提供しています。月1〜2回開催のビザ申請セミナーへの参加と、申請フォームの個別チェックにより、スムーズな申請をサポートします。

大学選びから出願・書類準備・ビザ手続きまで一貫したサポートを提供するStudyInでは、奨学金に関する情報提供も行っています。「どのビザが自分に必要か」「何から準備すればいいか」といった段階からでもお気軽にご相談ください。なお、Graduate Route VisaおよびSkilled Worker Visaの申請サポートは行っておりませんのでご注意ください。

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よくある質問(FAQ)

6か月の語学留学にはどのビザが必要ですか?

6か月未満の語学留学であれば、日本国籍の方はビザなしでイギリスに入国・就学できます。6か月以上11か月未満の語学留学にはShort-term Study Visaが必要です。大学付属の語学コースなど6か月を超えるコースの場合はStudent Visaが必要になることもありますので、留学先に確認しましょう。

Student VisaとShort-term Study Visaの大きな違いは何ですか?

最も大きな違いは就労の可否と対象期間です。Student Visaは週20時間までのアルバイトが認められていますが、Short-term Study Visaは就労が原則不可です。また、Short-term Study Visaは最大11か月までの語学留学に使用でき、大学・大学院への正規留学にはStudent Visaが必要です。

Graduate Route Visaはどうすれば取得できますか?

Graduate Route Visaは、イギリスのStudent Visaで認定大学・大学院・博士課程を修了した方が対象です。Student Visaが有効な期間中に申請し、学部・修士課程修了者は2年間、博士課程修了者は3年間イギリスに滞在できます。申請手続きは各大学の国際学生サポート窓口にご相談ください(StudyInのサポート対象外)。

Short-term Study Visaで入国後にStudent Visaに切り替えられますか?

原則としてできません。Short-term Study Visaから国内でStudent Visaへの変更は認められていないため、一度帰国してからStudent Visaを新規申請する必要があります。語学留学後にそのまま正規留学に進む場合は、最初からStudent Visaで入国できるよう計画することをおすすめします。

配偶者ビザやワーキングホリデービザはStudyInで申請サポートを受けられますか?

StudyInではStudent VisaとShort-term Study Visaのみをサポート対象としています。配偶者ビザ・Graduate Route Visa・Skilled Worker Visaなどその他のビザについてはサポート対象外となりますのでご了承ください。なお、イギリスはワーキングホリデービザの対象外です。