「イギリスの名門大学に進学したいけれど、学費や生活費が高すぎる」「円安が続いていて、ヨーロッパへの留学費用が心配」──そんな悩みを抱える方に、ぜひ知ってほしい選択肢があります。
それが、ノッティンガム大学マレーシア校(University of Nottingham Malaysia / UNM)です。イギリスの名門ノッティンガム大学が、マレーシアのセランゴール州に設立したブランチキャンパスで、英国本校と同じ学位を取得しながら、大幅にコストを抑えた留学が実現できます。
この記事では、UNMの基本情報から、学費・生活費のリアルな試算、英国本校との比較、入学方法まで詳しく解説します。

この記事でわかること
- ノッティンガム大学マレーシア校(UNM)の基本情報・特徴
- 英国本校との学費比較と、マレーシア留学の総コスト試算
- UNMで学べる学部・学科の概要
- 入学要件・出願の流れ
- 日本人学生にとってのマレーシア留学のメリット
ノッティンガム大学マレーシア校(UNM)とは
ノッティンガム大学マレーシア校(University of Nottingham Malaysia、以下UNM)は、2000年にクアラルンプールで開校し、2005年にセランゴール州セメニー(Semenyih)の現キャンパスに移転した、イギリスのノッティンガム大学が設立した海外ブランチキャンパスです。
面積約48ヘクタール(約125エーカー)のパーパスビルトキャンパスには、エンジニアリング・薬学・心理学の実験設備、図書館、グレートホール、スポーツ施設、25mプールなどが整備されています。キャンパス近郊のMRT/LRT駅やIOIモール(プトラジャヤ)への無料シャトルバスも運行されており、生活面のアクセスも充実しています。
英国初の海外ブランチキャンパス
UNMは、英国大学として初めて海外に設立されたブランチキャンパスです。2001年のクイーンズ・アワード(エンタープライズ部門)、2006年の同賞(国際貿易部門)を受賞した実績を持ちます。
学位はイギリスのノッティンガム大学と同じもので、英国品質保証機構(QAA)による品質保証のもと運営されています。マレーシアで取得した学位が、英国の名門大学の学位として世界で通用する点は、留学先を選ぶうえで大きな強みです。
世界トップ100入りの高いランキング
ノッティンガム大学は、QS世界大学ランキング2026において世界97位・英国17位(前年比11位上昇)にランクインしています。これは、UNMで学ぶ学生も同じランキングの大学の学位を取得できることを意味します(出典:University of Nottingham Malaysia公式サイト)。
特定分野では、薬学・薬理学(世界12位)、英語・英米文学(世界44位)、経済学(世界96位)でも高い評価を得ています(出典:QS World University Rankings by Subject 2025)。
約6,000名の学生と国際色豊かなコミュニティ
UNMには約6,000名の学生が在籍しており、そのうち約30%が70か国以上からの留学生です。教員の85%以上が博士号保有者で、教員と学生の比率は約1:15と、きめ細やかな指導環境が整っています。
UNMで学べること:学部・学科の概要
UNMは、理系・文系を問わず幅広い学部・専攻を提供しており、大きく「文理社会学部(Faculty of Arts and Social Sciences)」と「科学工学部(Faculty of Science and Engineering)」の2学部で構成されています。
文理社会学部(Faculty of Arts and Social Sciences)
- 経済学・国際経済
- ビジネス(国際ビジネスマネジメント・経営学・ファイナンス・会計)
- 英語・英米文学、英語(クリエイティブライティング)
- 国際コミュニケーション学、国際関係学
- 教育学(TESOL)、応用心理学とマネジメント
科学工学部(Faculty of Science and Engineering)
- コンピュータサイエンス、コンピュータサイエンス(AI)
- 化学工学・土木工学・電気電子工学・メカトロニクス・機械工学(BEngおよびMEng)
- 薬学(BPharm・MPharm)
- 心理学、認知神経科学
- バイオテクノロジー、バイオメディカルサイエンス、栄養学、環境科学
- 数学・データサイエンス
ビジネス系の学位はAACBS・AMBA・EQUISのトリプルクラウン認定を取得しており、工学系学位はマレーシア工学委員会(BEM)および英国工学委員会に認定されています。
英国本校との学費比較:どれだけ安い?
UNMを選ぶ最大のメリットのひとつが、英国本校に比べて大幅に低い学費です。同じノッティンガム大学の学位を取得できるにもかかわらず、マレーシア校では年間の学費を相当額抑えることができます。
UNM(マレーシア校)の学費
| 学部・専攻系統 |
留学生年間学費(MYR) |
日本円換算目安 |
| 英語・国際関係・教育 など |
RM54,000〜57,000 |
約180〜190万円 |
| 経済・ビジネス・ファイナンス など |
RM57,000〜59,000 |
約190〜195万円 |
| コンピュータサイエンス・心理学 など |
RM59,000〜62,000 |
約195〜205万円 |
| 工学系(BEng / MEng) |
RM69,000 |
約230万円 |
| 薬学(BPharm / MPharm) |
RM75,000 |
約250万円 |
※2027年1月入学以降の学費。2025年7月1日よりマレーシアの物品サービス税(SST)6%が別途かかる場合があります。日本円換算は1MYR≒33円の目安(2026年10月時点)で計算。為替レートにより変動します。出典:University of Nottingham Malaysia公式サイト
英国本校(University of Nottingham UK)の学費との比較

英国本校での留学生向け学費は、2024/25年度で以下の通りです。
| 専攻系統 |
UK本校 年間学費(GBP) |
日本円換算目安 |
| 文系・ビジネス・経済・法学 など |
£21,500 |
約420万円 |
| 理系・工学・薬学・農学 など |
£28,600 |
約560万円 |
※2024/25年度の留学生向け学費。日本円換算は1GBP≒196円の目安(2026年10月時点)で計算。為替レートにより変動します。出典:University of Nottingham UK公式サイト
💡 ポイント:英国本校との学費差
文系・ビジネス系を例にとると、UK本校の年間学費が約420万円に対し、マレーシア校は約190万円前後。年間で約220万円以上の差が生まれます。3年間の学部課程なら累計600万円以上の差になる計算です。
マレーシア留学の総コスト試算

UNMに留学した場合、学費に加えて生活費はどのくらいかかるのでしょうか。以下に、マレーシアでの学生生活の概算コストをまとめます。
UNM学生寮の費用
キャンパス内には約2,400床の学生寮が整備されており、月額RM395〜RM1,000(約13,000円〜33,000円)で入居できます。キャンパス外のシェアハウスやアパートの場合は月額RM300〜RM1,800(約10,000円〜60,000円)が目安です。
月々の生活費(食費・交通費・雑費)
宿泊費を除く月々の生活費は、RM800〜RM1,200程度(約26,000円〜40,000円)が目安です。マレーシアは東南アジアの中でも物価が比較的安定しており、ローカルフードは1食RM5〜10(約165〜330円)前後で食べられます。
年間総コストの目安(文系・3年課程の場合)
| 費用項目 |
年間目安 |
| 学費(留学生・文系) |
約190万円 |
| 宿泊費(寮・中位) |
約25万円 |
| 生活費(食費・交通・雑費) |
約40万円 |
| 年間合計(目安) |
約255万円 |
※上記は概算目安です。航空券・渡航前費用・海外留学保険・個人の生活スタイルにより異なります。為替レートの変動によっても実際の費用は変わります。
英国本校で同様に文系を学ぶ場合、年間の学費だけで約420万円、そこにイギリスでの年間生活費(£12,000〜£15,000相当、約235〜295万円)を加えると、年間総コストは650万円を超えるケースも珍しくありません。
一方でUNMなら、年間総コストを250〜270万円程度に抑えながら、同じノッティンガム大学の学位を取得することが可能です。
Expert View
“『イギリスの名門校で学びたいけれど、費用面で諦めかけている』というご相談を近年とても多くいただきます。UNM最大の魅力は、学費だけでなく現地での家賃や食費といった生活費も大幅に抑えられる点です。英国本校と同じ品質の教育・学位を約3分の1の年間総予算で目指せるUNMは、コストパフォーマンスを重視して世界のトップ大学を目指したい方にとって、まさに理想的な選択肢と言えます。” – Yoshiyuki Suzuki, Counsellor, StudyIn.
日本人学生にとってのマレーシア留学5つのメリット
①日本からのアクセスの良さ
マレーシア・クアラルンプールへは、東京(成田・羽田)から直行便で約7時間と、ヨーロッパやアメリカ(約12〜14時間)に比べて大幅に近く、移動負担・航空券費用ともに抑えられます。時差も1時間(マレーシアはJST-1時間)と小さく、帰省や緊急時の対応がしやすい点も安心材料です。
②英語で学べる環境と多様な国際交流
UNMの授業はすべて英語で行われており、70か国以上の留学生と共に学ぶ環境が整っています。マレーシア自体が多民族国家(マレー系・中国系・インド系など)であり、アジア圏にいながらも多文化・多言語の環境に身を置けることは、語学力だけでなくグローバルな視野を育てるうえでも大きな強みです。
③円安の影響を受けにくい
近年の急激な円安を背景に、ポンドやドル建ての学費・生活費は日本円換算で大幅に増加しています。マレーシアリンギット(MYR)はポンドに比べ為替変動の影響が小さく、コスト面での予測が立てやすい傾向があります。同じ英国系の学位を目指すなら、UNMはコストリスクを下げながら質の高い教育を受けられる現実的な選択肢です。
④英語に自信がなくてもスタートしやすい
マレーシアでは英語が公用語のひとつで、日常生活でも広く使われています。しかし英語以外にマレー語・中国語・タミル語も通じるため、英語を学びながらアジアの多言語環境に段階的に慣れていくことができます。英語力にまだ自信がない方でも、比較的馴染みやすい環境といえます。
⑤Graduate Route Visaを見据えた選択肢として
将来的にイギリスで就職・キャリアを積むことを検討している方は、UNMを卒業後にStudent Visaで英国本校の大学院へ進学し、Graduate Route Visaを取得するルートも選択肢のひとつです。まずはUNMでコストを抑えて学士を取得し、大学院で英国本校に移るという2ステップのプランを考える学生もいます。
入学要件と出願の流れ
UNMへの学士課程(Degree)の出願要件の例は以下の通りです(専攻により異なります)。
- Aレベル:3科目合格(目安:BBCからAAA)
- IB Diploma:合計30点以上
- UEC:5科目でB以上
- STPM:B+B+B+以上
- Foundation / Diplomaコース:CGPA 2.00以上
日本の高校卒業のみでは、通常は直接学士課程への出願は難しく、Foundationコース(準備課程)やAレベル取得を経て出願するルートが一般的です。
英語力要件の目安
英語力の要件は専攻によって異なりますが、一般的にはIELTS 6.0〜6.5(各バンド5.5以上)程度が目安です。詳細は大学公式サイトまたはStudyInのカウンセラーにご確認ください。
主なIntake(入学時期)
- Foundationコース:4月・9月
- 学士課程(Degree):主に9月(一部コースは1月)
奨学金制度
UNMでは以下の奨学金制度が用意されています。
- ノッティンガム高成績者奨学金(Nottingham High Achievers Scholarship):FoudationおよびDegreeプログラムで最大25%の学費免除
- 卒業生奨学金・兄弟姉妹奨学金:それぞれ10%の学費免除
奨学金の条件・申請時期は変更される場合があるため、最新情報は大学公式サイトでご確認ください。
StudyInのマレーシア留学サポートについて
StudyInでは、ノッティンガム大学マレーシア校を含むマレーシアの大学・学校への出願サポートを提供しています。大学選びや出願書類の準備、ビザ申請の手続きまで、日本語でサポートしますので、「どこから始めればいいかわからない」という方でもお気軽にご相談ください。
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よくある質問(FAQ)
ノッティンガム大学マレーシア校(UNM)で取得した学位は、英国本校と同じですか?
はい、同じノッティンガム大学の学位です。授業カリキュラムや品質基準は英国品質保証機構(QAA)のもとで管理されており、英国本校と同等の学位として世界で通用します。
日本の高校卒業後、直接UNMに入学できますか?
日本の高校卒業のみでは、通常は学士課程への直接入学は難しく、Foundationコース(準備課程)を経て出願するルートが一般的です。詳細はStudyInのカウンセラーにご相談ください。
UNMの授業は英語で行われますか?マレー語の知識は必要ですか?
授業はすべて英語で行われます。マレー語の知識は入学要件には含まれていませんが、マレーシアでの日常生活では英語・マレー語・中国語などが使われています。マレー語ができなくても英語のみで生活・学習は十分に可能です。
UNMを卒業後、英国本校の大学院に進学することはできますか?
可能です。UNMを卒業後、英国本校のノッティンガム大学大学院に進学するルートを選ぶ学生もいます。大学院課程ではStudent Visaが必要です。詳しくは各大学院の入学要件をご確認ください。
マレーシアのビザはどのように取得しますか?
長期(6か月以上)の留学には、マレーシア当局のStudent Passの取得が必要です。UNMは学生に対してビザ申請のサポートを行っています。StudyInでも入学手続きとあわせてサポートしていますので、ご相談ください。