「イギリスやオーストラリアの名門大学に進みたいけど、費用が心配…」そんな方にぜひ知ってほしいのが、シンガポールやマレーシアで欧米の学位を取得できるという選択肢です。
同じカリキュラム、同じ学位記、でも学費は現地の半分以下になることも。アジアにいながら、世界で通用する学歴を手にすることができます。
この記事では、仕組みの解説からおすすめ大学まで、わかりやすくご紹介します。
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この記事でわかること
欧米の学位がアジアで取得できる仕組み(ブランチキャンパス・提携プログラムの違い)
シンガポールのおすすめ大学3校(SIM・カーティン・JCU)の特徴と学費
マレーシアのおすすめ大学3校(モナッシュ・ノッティンガム・サウサンプトン)の特徴と学費
欧米の学位がアジアで取れる仕組みとは?
「海外の有名大学の学位」と聞くと、イギリスやオーストラリアへ渡航するイメージが強いかもしれません。
ところが近年、シンガポールやマレーシアでも、欧米の名門大学とまったく同じ学位を取得できる教育機関が増えています。
その主な仕組みは2種類です。
①ブランチキャンパス方式
欧米の大学がシンガポール・マレーシアに直接キャンパスを設置する形です。
カリキュラム・授業・試験・学位記のすべてが本国キャンパスと同一で、卒業時に授与されるのは本国と変わらない学位です。
例:モナッシュ大学マレーシア校、カーティン大学シンガポール校、ジェームズ・クック大学シンガポール校など
②提携プログラム方式(トランスナショナル教育)
シンガポールやマレーシアの教育機関が欧米の大学と提携し、現地で欧米大学の学位プログラムを提供する形です。
授業はアジアの提携校で受けながら、卒業時は提携元の欧米大学から学位が授与されます。
例:SIM Global Education(University of London・RMITなど複数校と提携)
③費用はどのくらい違う?
欧米での留学と比較すると、学費・生活費ともに大きな差があります。
比較項目UK・オーストラリア 本国留学アジア(SG・MY)での取得年間学費約200〜400万円約80〜160万円生活費(年間)約150〜250万円約60〜130万円取得できる学位欧米大学の学位同じ欧米大学の学位
※学費・生活費はあくまで参考目安です。詳細は各大学の公式サイトをご確認ください。
欧米への留学では4年間で1,000万円以上かかるケースも珍しくありませんが、アジアで同等の学位を取得すればコストを大幅に抑えることができます。
出典:QS World Future Skills Index
ランキング早見表
出典:QS世界大学ランキング2026
シンガポールのおすすめ大学【欧米学位取得】
1. シンガポール経営学校 SIM Global Education(Singapore Institute of Management)
シンガポール経営学校 (SIM Global Education)は、1964年設立のシンガポールを代表する私立高等教育機関です。
英国・オーストラリア・米国・カナダ・フランスの10校以上と提携し、140以上のプログラムを提供しています。
提携大学の例:
学位の特徴
提携各大学のカリキュラムをシンガポールで学び、卒業時には提携元の欧米大学から学位が授与されます。
University of Londonとの提携は38年以上の実績があり、英国本国と同じ学事委員会が試験を管理しています。
主な専攻分野:ビジネス、経済学、データサイエンス、心理学、ITなど
学生数・規模:約1万6,000人(うち約41%が留学生・50カ国以上)
出典:SIM Global Education公式サイト
2. カーティン大学シンガポール校(Curtin University Singapore)
カーティン大学は西オーストラリア州最大の公立大学で、そのシンガポール校は2008年に開設された直営キャンパスです。
「One Curtinモデル」のもと、シンガポール・パース・マレーシア・ドバイ・モーリシャスのすべてのキャンパスで同一のカリキュラム・試験・学位を提供しています。
学位の特徴
シンガポール校での卒業生は、パース本校と同一の学位記を受け取ります。卒業後はシンガポール・オーストラリアいずれの就職市場でも評価される資格です。
QSランキング: カーティン大学 世界第183位(QS世界大学ランキング2026)
主な専攻分野:
コマース・国際ビジネス・サプライチェーンマネジメント
コンピューターサイエンス・AI・サイバーセキュリティ・IT
看護・ヘルスサイエンス
学習スタイル:トライメスター制(年3回入学)を採用しており、最短約2年で学士号取得が可能です。クラスサイズも小規模で、教員との距離が近いのも特徴のひとつです。
出典:Curtin Singapore公式サイト
3. ジェームズ・クック大学シンガポール校(James Cook University Singapore)
ジェームズ・クック大学(JCU)は、オーストラリア・クイーンズランド州を拠点とする公立大学です。
シンガポール校は2003年設立で、現在シンガポールで「大学」のステータスを持つ唯一の海外ブランチキャンパスです。
学位の特徴
コースはJCU本国が直接提供しており、授業内容・評価基準もオーストラリア本国キャンパスと同一です。
卒業時にはオーストラリアのJCU本校から学位が授与されます。
QSランキング: JCU 世界第440位(QS世界大学ランキング2026)
JCUが特に強い分野:
海洋生物学・環境科学(QS Sustainability 2024でオーストラリア18位)
ビジネス・心理学・情報技術
医学・健康科学
シンガポール校の実績:2015年・2019年・2023年とシンガポールの私立教育機関としてEduTrust Starアワードを受賞しており、教育品質の高さが認められています。
出典:JCU Singapore公式サイト
マレーシアのおすすめ大学【欧米学位取得】
1. モナッシュ大学マレーシア校(Monash University Malaysia)
モナッシュ大学はオーストラリアが誇るトップ大学のひとつで、QS世界ランキング第36位(2026年)を誇ります。
マレーシア校は1998年設立で、マレーシア初の外国大学キャンパスとして知られています。
クアラルンプール近郊のサンウェイシティに位置し、約9,400人の学生が学んでいます。
学位の特徴
マレーシア校で取得できる学位は、オーストラリア本国のモナッシュ大学と同一です。
マレーシア資格機構(MQA)とオーストラリアのTEQSAの双方が品質を保証しています。
QSランキング: 世界第36位(QS世界大学ランキング2026)
主な専攻分野:
ビジネス・経済学・会計(QS世界77位、ビジネス&マネジメント分野)
工学・IT・コンピューターサイエンス
薬学・医療生体科学・心理学
アーツ・社会科学
グローバルな学習機会:100カ国以上の30以上の大学への交換留学プログラムや、オーストラリア本国キャンパスへの転入制度も整備されています。
2. ノッティンガム大学マレーシア校(University of Nottingham Malaysia)
ノッティンガム大学はイギリスの名門「ラッセルグループ」加盟校のひとつです。
マレーシア校は2000年設立で、英国大学としてマレーシアに初めてブランチキャンパスを開設した先駆的な存在です。
クアラルンプールから約30km南のスメニーに広がる125エーカーの緑豊かなキャンパスは、英国本校を模してデザインされています。
学位の特徴
プログラム・カリキュラム・評価基準はすべて英国本校と同一で、卒業時には英国ノッティンガム大学の学位記が授与されます。
英国品質保証機構(QAA)とマレーシア資格機構(MQA)の双方によって認定されています。
QSランキング: 世界第97位(QS世界大学ランキング2026)
主な専攻分野:
工学(化学・電気電子・土木・機械・メカトロニクス)
ビジネス・経済学・国際関係(MBAあり)
薬学・バイオメディカルサイエンス・栄養学
コンピューターサイエンス・AI
学費の目安(国際学生):
学士号:年間 RM38,000〜55,000(約120〜170万円)
※英国本国留学と比較して約半額程度になる場合があります。詳細はノッティンガム大学マレーシア校の公式サイトをご確認ください。
3. サウサンプトン大学マレーシア校(University of Southampton Malaysia)
サウサンプトン大学はイギリスの研究型名門大学で、工学・テクノロジー分野に特に高い評価があります。
マレーシア校(UoSM)はジョホールバルのEduCityに位置し、サウサンプトン大学唯一の海外直営キャンパスです。
ジョホールバルはシンガポールから車で数分という地理的優位性も魅力のひとつです。
学位の特徴
英国本校と同一のランキング・コース・学位を共有しており、マレーシアで取得した学位はUK・マレーシア両国の認定機関によって保証されています。
QSランキング: 世界第87位(QS世界大学ランキング2026)
出典:QS世界大学ランキング2026
主な専攻分野:
エレクトロニクス・電気工学
コンピューターサイエンス・ソフトウェアエンジニアリング
ビジネス・マネジメント
立地の優位性:EduCityにはサウサンプトン大のほか、ニューカッスル大学医学部マレーシア校(NUMed)など複数の国際大学が集まっており、研究・ネットワーキングの環境が充実しています。
Expert View
“欧米のトップ大学に行きたいけれど、円安や物価高で予算的に厳しい…という方に、このアジア経由は今一番おすすめしたい選択肢です。学費や生活費を本国の半分以下に抑えながら、卒業時にもらえる学位記は本国と全く同じ。浮いた予算を現地のインターンシップや、将来の大学院進学に回せるという選択も可能です。 ” – Yoshiyuki Suzuki, Counsellor, StudyIn .
シンガポールとマレーシアどちらを選ぶ?
どちらの国も欧米の学位を取得できる環境が整っていますが、それぞれに特徴があります。
比較ポイント
シンガポール
マレーシア
生活費
高め(アジア有数の物価)
比較的リーズナブル
安全性・インフラ
世界トップクラス
良好・整備されている
英語環境
日常的に英語
英語で学べる環境が充実
卒業後の就職
シンガポール・国際企業へのアクセス◎
マレーシア・ASEAN市場へのアクセス◎
欧米大学の選択肢
英・豪・米など幅広い提携
英・豪のブランチキャンパス多数
「シンガポールで就職したい」「金融・ビジネス分野に進みたい」という方にはシンガポールが有利です。
「学費を抑えながらUK・オーストラリアの学位を取りたい」「キャンパスライフを楽しみたい」という方にはマレーシアが向いているかもしれません。
StudyInのカウンセラーに相談すれば、あなたの目標・予算・専攻分野に合った最適な選択肢を一緒に探すことができます。
StudyInなら、アジアでの欧米学位取得もサポートします
StudyInは、シンガポール・マレーシアをはじめとするアジアの大学への進学を、大学選びから出願・書類準備まで一貫してサポートしています。
「どの大学が自分に向いているか」「英語力が足りるか」「奨学金はあるのか」など、さまざまなご不安やご質問に、経験豊富なカウンセラーが丁寧にお答えします。
ビザ手続きや奨学金に関する情報提供も行っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
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よくある質問(FAQ)
アジアで取得した欧米大学の学位は、日本でも評価されますか?
はい、評価されます。ブランチキャンパスや提携プログラムで取得できるのは、英国・オーストラリア・米国など本国の大学が授与する正規の学位です。学位記に記載されるのも本国大学名となるため、日本国内の就職活動や大学院進学においても、本国留学と同等に扱われるケースがほとんどです。
英語力はどのくらい必要ですか?
大学・プログラムによって異なりますが、学士課程ではIELTS 6.0〜6.5程度を求めるケースが多いです。多くの大学で英語基礎コースやファウンデーションプログラムが用意されているため、英語に不安がある方でも段階的に準備することができます。
シンガポール・マレーシアで学びながら、欧米本国キャンパスへ転入することはできますか?
可能です。たとえばカーティン大学やモナッシュ大学のブランチキャンパスでは、一定の条件を満たした学生がオーストラリア本国キャンパスへ転入する制度があります。「まずアジアで学費を抑えて学び、後半は本国で学ぶ」というルートを選ぶ学生も増えています。
シンガポールとマレーシアの学費は、欧米と比べてどのくらい違いますか?
学費の目安として、ノッティンガム大学マレーシア校の学士号は年間RM38,000〜55,000(約120〜170万円)です。英国本国では年間200〜300万円以上になることが多く、生活費も含めると差はさらに広がります。詳しくは各大学の公式サイト、またはStudyInのカウンセラーにご確認ください。
日本の高校卒業資格でも出願できますか?
多くの大学で、日本の高校卒業資格(またはファウンデーションプログラム修了)での出願が可能です。SIM Global Educationやカーティン大学シンガポール校では、ファウンデーションコースを経由して学士プログラムへ進むルートが整備されています。