イギリス留学を検討する際、最大の懸念点となるのが「学費・生活費」ではないでしょうか。しかし、イギリスの大学は留学生向けに多様な奨学金制度を用意しており、中には授業料が「全額免除」になるものや、数百万円単位の割引が受けられるものも少なくありません。
「成績が非常に優秀でないと受からないのでは?」と思われがちですが、実は特定の国籍を対象としたものや、早期の出願・受諾だけで自動的に支給されるものも存在します。
本記事では、2026年秋の渡航を目指す皆さまに向けて、イギリス主要大学の最新奨学金情報をタイプ別に分かりやすくまとめました。
あなたの留学プランにマッチする返済不要のチャンスをチェックしてみましょう。
イギリス留学の相談予約
この記事でわかること
イギリス大学の奨学金制度の最新情報
イギリス大学の奨学金制度に関する基本情報
タイプ別の奨学金制度
イギリスの奨学金制度とは
イギリスの大学や支援機関が提供する奨学金は、日本の貸与型とは別に、返済不要の給付型(割引・免除)が多く存在しているのが特徴です。主に授業料から差し引かれる「学費割引」の形式が一般的で、中には生活費をカバーする寮費割引や、全額免除となる非常に手厚いものも設けられています。
大きく分けて、以下の3つのような種類があります。
大学独自の奨学金 : 各大学が優秀な留学生を確保するために提供するもので、特定のコース出願者に自動的に付与されるものや、成績優秀者を選抜するものがあります。
政府・公共団体による奨学金 : チーヴニング(Chevening) やGREAT奨学金、JASSO関連のBCJA など、国や団体が主導するプログラムです。
提携機関・エージェント枠 : Kaplan Pathwaysのような教育機関や、StudyInなどのエージェント限定で提供される特別な割引枠(例:エセックス大学のMBA奨学金)などが含まれます。
支給のタイミングも、出願と同時に選考されるものから、合格後に早期受諾することで得られるものまで多岐にわたります。
【一覧表】イギリスの奨学金
大学・支援機関名
支給金額・主な特典
備考・プログラム名
イースト・アングリア大学
£4,000 – £10,000 / MBA £12,000
最大50%免除
ウェストミンスター大学
修士:£3,000〜£5,000 / 学部:£2,500
PG / UG Excellence Award等
エクセター大学
初年度 £5,000
Postgraduate Automatic
エセックス大学
授業料 50%割引
MBA対象(最大2名)
カーディフ大学
全額免除 / £4,000〜£10,000
MBAは£7,500、Cheveningは全額
カンタベリー・クライスト・チャーチ大学
学費 50%免除
Global Engagement Scholarship
ロンドン大学クイーンメアリー校
£5,000 / £7,000 / £10,000
Global Excellence / Talent等
シェフィールド大学
計 £8,000相当(寮費込)
寮費£5,000引+奨学金£3,000
西イングランド大学ブリストル校
学部 £9,000 / 修士 £4,000 / 50%免除
Global Success / AI修士など
ノーザンプトン大学
£2,000〜£4,000 + 寮費 30%引
学費割引+Scholars Green寮特典
ベッドフォードシャー大学
£5,000 / 年
学部・大学院向け
ボーンマス大学
修士:最大 £4,500 / 学部:£2,500
Academic Excellence等
ランカスター大学
£2,000
早期受諾(Postgraduate taught)
ロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS)
授業料 全額免除 / 最大 £20,000
Int’l Academic Excellence等
BCJA(JASSO情報)
15万円
英国留学奨学金(5名)
Kaplan Pathways
最大 £5,000 / 年
UK Progression Scholarships 2026
*掲載情報は予告なく変更となる場合がございます。最新の詳細は、必ず各大学・機関の公式サイトにてご確認ください。
【タイプ別】あなたに適した奨学金制度は
1. 大幅免除・高額支給タイプ
「全額免除」や「半額免除」といった、一撃で予算問題を解決できるプログラムが集まっています。特にSOAS(ロンドン大学東洋アフリカ学院)の全額免除や、StudyIn限定のエセックス大学MBA枠(50%割引)などは、倍率は高くなりますが、獲得できれば自己資金を大幅に抑えて最高峰の教育を受けることが可能です。
予算を理由に留学を迷っている方にとっての「最優先エントリー先」となります。応募には高い志望動機や明確なキャリアビジョンを求められることが多いですが、挑戦する価値は十分にあります。
▶︎こんな人におすすめ: コストを最小限に抑えたい方
ロンドン大学東洋アフリカ学院 (SOAS)
制度名:Int’l Academic Excellence / New Programme / Master’s等
内容: 授業料全額免除、または £8,000〜£20,000割引
条件: 2026年入学の大学院(PGT)出願者。成績要件(英国学位2:1相当以上)あり。一部5月29日・2月28日締切。
カンタベリー・クライスト・チャーチ大学
制度名:Global Engagement Scholarship
内容: 学費の50%免除(7,750ポンド相当)
条件: 5月開始のMBA International、またはMSc International Businessコース出願者。
公式サイトで詳しく見る
エセックス大学
制度名:MBA Scholarship
内容: 授業料から50%割引(最大2名)
条件: MBAコース対象。StudyIn受講生限定の特別な枠です。
公式サイトで詳しく見る
西イングランド大学ブリストル校 (UWE)
制度名:Global Success / Future AI / Employability / GREAT等
内容: 学費50%免除や £10,000(GREAT奨学金)など
条件: コースにより多彩な枠あり。AI修士向けの £4,000枠なども。
公式サイトで詳しく見る
2. 寮費割引などの特典付き
イギリス留学で学費の次に大きな負担となるのが、近年の物価高による「寮費」です。シェフィールド大学のように、寮費だけで £5,000(約100万円近く)の割引を受けられるケースは非常に稀で、学費割引と合わせると実質的な節約額はトップクラスになります。
「学費の安さだけで選んだけど、家賃が高くて結局予算オーバー…」という失敗を防ぎたい方におすすめです。ノーザンプトン大学のように寮費30%オフといった、生活の質を保ちつつ賢く節約したい層にぴったりのカテゴリーです。
▶︎こんな人におすすめ: 学費だけでなく、生活費も抑えたい方
シェフィールド大学
制度名:Allen Court Accommodation Discount + PG Scholarship
内容: 計 £8,000相当の節約(寮費 £5,000割引 + 奨学金 £3,000)
条件: 2026年入学の日本等の指定国籍の大学院生。先着300部屋限定のため、早めの確保が必須。
公式サイトで詳しく見る
ノーザンプトン大学
制度名:International Student Scholarships等
内容: £2,000〜£4,000の学費割引 + 寮費30%割引
条件: 2026/27年度の留学生。寮費割引はScholars Green寮が対象。
公式サイトで詳しく見る
3. 成績優秀者向け
これまでの学業成績(GPA)を「資産」として活用できます。エクセター大学のように、日本からの大学院出願者というだけで £5,000 が自動支給されるものや、クィーンメアリー校のように、成績次第で最大 £10,000(約200万円)が狙えるものなど、頑張りが直接「現金の価値」に換算されます。
大学の成績に自信がある方はもちろん、ウェストミンスター大学のように「CGPA 7以上(10段階換算等)」といった具体的な基準がある場合、まずは自分のGPAを照らし合わせることから始めましょう。自動支給タイプは、別途の申請書類が不要なケースも多いため、手間をかけずに獲得したい方にも最適です。
▶︎こんな人におすすめ: GPAが高い方、条件を既に満たしている方
カーディフ大学
制度名:Vice-Chancellor’s / GREAT / Red Dragon等
内容: £4,000〜£10,000(MBAは £7,500、Chevening併用なら全額免除)
条件: 2026/27入学の大学院生。コースや国籍により要件あり。
公式サイトで詳しく見る
ロンドン大学クィーンメアリー校
制度名:President’s / Global Excellence / Global Talent
内容: £5,000 / £7,000 / £10,000
条件: 2026年大学院入学者。First-class相当の成績要件あり。一部4月17日締切。
公式サイトで詳しく見る
エクセター大学
制度名:Postgraduate Automatic Scholarship
内容: 初年度 £5,000(自動支給)
条件: 日本からの大学院(PGT)出願者全員が対象となる、非常に使いやすい枠です。
公式サイトで詳しく見る
ウェストミンスター大学
制度名:Int’l PG / UG Excellence Award等
内容: 修士(1年) £3,000 / 修士(2年) £5,000 / 学部 £2,500
条件: CGPA 7以上の成績優秀者。初回の修士であること。2026年6月中旬締切。
公式サイトで詳しく見る
ボーンマス大学
制度名:Academic Excellence / Achievement
内容: 大学院 £2,000〜£4,500 / 学部 £2,500
条件: 2026年9月入学で、規定の成績要件を満たす留学生。
公式サイトで詳しく見る
イースト・アングリア大学
制度名:Undergraduate Merit Scholarship/ Vice Chancellor scholarship等
内容: £4,000 – £10,000/ MBA £12,000
条件: 学業成績(GPA)重視。自動選考と申請タイプの2種類あり。
公式サイトで詳しく見る
4. 早期応募・特定ルート
情報収集能力と「速さ」が鍵を握ります。ランカスター大学の「早期受諾奨学金」のように、3月上旬までに意思決定をするだけで £2,000 が確保でき、さらに他の奨学金と併用できるといった「知っている人だけが得をする」ルールが存在します。また、Kaplan International Pathways(進学準備コース)経由限定の枠も、進学ルートを戦略的に選ぶことで獲得しやすくなります。
「絶対に2026年秋に留学する」と決めている早期準備派の方に非常に有利です。倍率が上がる前に席を確保するスタイルなので、合格オファーを早めに取得し、確実に資金援助を確定させたい方におすすめのカテゴリーです。
▶︎こんな人におすすめ: 特定の進学ルート、早期応募が可能な方
Kaplan International Pathways(提携校)
制度名:UK Progression Scholarships 2026
内容: 最大 £5,000 / 年 等の学費割引
条件: カプラン提携大学(York, Essex, Glasgow, Liverpool等)へ2026年秋に進学する成績優秀な留学生。
公式サイトで詳しく見る
ベッドフォードシャー大学
制度名:学部・大学院向け奨学金
内容: 毎年 £5,000
条件: ベッドフォードキャンパスのスポーツ科学、ビジネス等の学部・院コース出願者。
公式サイトで詳しく見る
ランカスター大学
制度名:早期受諾奨学金 (Postgraduate taught)
内容: £2,000 の学費割引
条件: 2026年3月4日までにオファーを受諾した大学院生。他の奨学金と併用可能なのが魅力。
公式サイトで詳しく見る
BCJA(JASSO情報)
制度名:英国留学奨学金
内容: 15万円(5名)
条件: 18歳以上、学部・大学院等の留学。詳細は各団体への確認が必要。
公式サイトで詳しく見る
まとめ
イギリスの大学が提供する奨学金は、単純な学費割引から寮費のサポートまで多岐にわたります。 最後に、今回ご紹介した情報を活かすための3つのポイントをおさらいしましょう。
「早期受諾」や「先着順」を逃さない
ランカスター大学のように3月上旬までの受諾が条件となるものや、シェフィールド大学のように先着順で寮費が大幅に割引されるケースがあります。 早めの意思決定が、数百万円の節約に直結します。
自分の強みに合ったタイプを選ぶ
高いGPAを活かせる「成績優秀者向け」だけでなく、日本限定の「特定国籍枠」や、StudyIn受講生限定の特別な割引枠(エセックス大学など)を賢く利用しましょう。
締切日をカレンダーに集約する
4月から6月にかけて応募期限を迎えるものが多いため、気になる大学のデッドラインは今すぐチェックが必要です。
「学費が高いから」という理由で夢を諦める前に、まずはこれらの制度を最大限に活用できないか検討してみてください。奨学金を勝ち取ることは、経済的なメリットだけでなく、あなたのキャリアにおける大きな実績にもなるはずです。
具体的な応募方法や不明点については、ぜひ一度、弊社StudyInの専門カウンセラーまでご相談ください。
StudyInは、イギリス大学の公式出願窓口として、皆さまの海外大学留学をサポートいたします。
イギリス留学の相談予約