イギリスの大学には80,000以上の多様なコースが存在しますが、留学先や専攻を選ぶ上で「卒業後にどのようなキャリアが開けるのか」「現地での就職見通しはどうなのか」は、最も重要な判断基準の一つです。
特に高い留学費用を投資する以上、将来の確実なリターンや就職への強さはシビアに見極めたいポイントでしょう。
そこで今回は、英国高等教育統計局(HESA)の最新データをベースに、イギリス国内で卒業生の就職率が最も高い10科目をご紹介します。
各専攻の具体的なキャリアパスや卒業後6ヶ月時点での平均年収、さらには卒業後に最大2〜3年間現地に滞在できる「卒業後ビザ(Graduate visa)」の最新情報まで徹底解説します。

この記事でわかること
- イギリスでの就職率が高い科目10選
- 各科目の解説と卒業後のキャリア・平均年収
- イギリス大学の公式出願窓口
【2026年最新】イギリスで雇用の可能性が高い専攻コース10選
|
科目名 |
卒業後のキャリア |
| 1 |
医学と歯学 |
一般診療医、病院の医師、歯科医 など |
| 2 |
獣医学 |
動物栄養士、獣医 など |
| 3 |
医療・保健専門職 |
栄養士、作業療法士、理学療法士 など |
| 4 |
教育学 |
幼児教育、Ofsted検査官、小学校の教師 など |
| 5 |
建築学 |
建築家、CAD技術者、都市設計士 など |
| 6 |
法学 |
事務弁護士、仲裁者、法定弁護人 など |
| 7 |
生物科学 |
生物工学学者、薬理学者、教育検査技師 など |
| 8 |
経済学 |
経済学者、金融アナリスト、市場調査分析者、政策アナリスト など |
| 9 |
ビジネスマネジメント |
ビジネスアナリスト、経営コンサルタント など |
| 10 |
コンピュータサイエンス |
ソフトウェアエンジニア、データアナリスト、ウェブ開発者 など |
1. 医学と歯学
医学と歯学のプログラムでは人間解剖学や生理学、薬理学、また臨床診療などを深く掘り下げて学び、医学と歯学の学生は病院での実践的な経験を通して基礎となる医療スキルを習得していきます。
またカリキュラムには病気の診断や治療、予防が含まれており、将来、医師や歯科医を目指す学生が 国際的な医療現場で活躍するための 知識とスキルを身につけることができます。
医学と歯学はイギリスで最も雇用率が高く、卒業後6ヶ月の就職率は99.4%です。イギリスでも医学関連のコースはとても人気が高く、医学部入学のための競争はとても激しくなっています。
- 卒業生の一般的なキャリア:麻酔科医、心臓専門医、一般診療医、病院の医師、神経科医、歯科衛生士、歯科技工士、デンタルセラピスト、歯科医など
- 想定される収入(卒業後、6ヶ月):医学 – 年間約50,373ポンド、歯学 – 年間約30,000ポンド
2. 獣医学

獣医学は動物の健康と福祉に焦点を当て、そのカリキュラムは動物解剖学や生理学、病理学を網羅し、学生は家畜と野生動物、両方の病気の診断や治療、予防を学びます。
また実習には外科手術や医学、高度な画像技術が含まれています。医学と同様、動物の病気に対する予防や診断、治療を学ぶ獣医学のコースは人気があり、獣医学部入学の競争率は高くなっています。
獣医学を学んだ卒業生の就職率は高く、卒業後6ヶ月でその95.9%が就職しています。
- 卒業生の一般的なキャリア:動物栄養士、獣医など
- 想定される収入(卒業後、6ヶ月):年間30,500ポンド
3. 医療・保健専門職
医療関連の専門職には理学療法、X線写真、作業療法、言語療法が含まれており、学生は診断と患者のケアにおいて医療専門家をサポートすることを学びます。
医療関連のカリキュラムでは、専門的な医療サポートのための理論知識と実践スキルを組み合わせて学習します。医学は幅広い分野であり、キャリアには患者を治療する医師だけではなく、医療技術者や薬剤師、そして医学の研究者などがあります。
医療関連の専門家を育てるコースは 就職率が高く、卒業後6ヶ月間で卒業生の95.3%が就職しています。
- 卒業生の一般的なキャリア:栄養士、作業療法士、理学療法士など
- 想定される収入(卒業後、6ヶ月):年間34,137ポンド
4. 教育学

教育学は、学習理論や教授法、教育心理学を掘り下げて学びます。将来の教育者を育てるこのカリキュラムでは教育管理のテクニックやカリキュラムの設計、評価方法を身に付けることが出来ます。
多くの卒業生は教職に就いたり、教育行政のキャリアに就いたりしています。もし教育の分野に興味があり また学生に刺激を与え、やる気を向上させ 挑戦的行動に対処することにやりがいを感じるなら、教育関連のキャリアが向いているかもしれません。
教育学部の卒業生のうち94.4%が卒業後6ヶ月間に就職または進学しています。
- 卒業生の一般的なキャリア:幼児教育、Ofsted検査官、小学校の教師、ティーチングアシスタントなど
- 想定される収入(卒業後、6ヶ月):年間19,000ポンド
5. 建築学
建築学のコースは、芸術的なクリエイティビティと技術的技能を組み合わせて学習します。建築学の学生は設計原則や構造、工学都市計画、そして持続可能な建築などについて学びます。
建築学のカリキュラムには実践的なプロジェクトが含まれ、学生は機能的で、美的な空間のための建築設計と建設について知識とスキルを身につけながらその改革を促進します。
建物などの設計と構造、建設を請け負うことに情熱を持っているのであれば、建設の仕事はとてもやりがいのあるキャリアになるでしょう。建築学を学んだ学生の就職・進学率も高く、卒業生のうち90.1%が就職や進学先を見つけています。
- 卒業生の一般的なキャリア:建築家、CAD技術者、都市設計士など
- 想定される収入(卒業後、6ヶ月):年間27,000ポンド
6. 法学
法学のプログラムは、法律の制度や原則、及び手続きといった分野を網羅しており、学生は刑法や民法、憲法など様々な法律の分野について学びます。
法学のカリキュラムには、事件の分析や法律に関する研究、法廷での実践、そして、未来の弁護士や法律の専門家のトレーニングが含まれています。
法学は引き続きイギリスで最も人気の高い科目の1つであり、法学部の卒業生のうち89.9%が 卒業後6ヶ月で就職または進学。学部卒業後、その多くが大学院で専門分野に集中しています。
- 卒業生の一般的なキャリア:事務弁護士、仲裁者、法定弁護人など
- 想定される収入(卒業後、6ヶ月):年間25,000ポンド
7. 生物科学
生物科学コースには、遺伝学や生体学、微生物学などの多様な分野が含まれています。生物科学のカリキュラムでは、細胞と分子レベルでの生命や生態系、また生物の多様性を探求し、多くの卒業生が研究やヘルスケア、環境保護の分野でのキャリアで活躍しています。
全ての生物を対象とする生物科学は、人気が急上昇している分野であり、この分野の卒業生89.2%が、海洋生物学者、生物学者、ナノテク技術者として就職しました。
- 卒業生の一般的なキャリア:生物工学学者、薬理学者、教育検査技師など
- 想定される収入(卒業後、6ヶ月):年間19,000ポンド
8. 経済学
経済学のコースでは、資源の配分や市場、力学、経済政策を掘り下げて学びます。
そのカリキュラムでは、ミクロ経済学とマクロ経済学、理論、定量分析、そして研究の方法を網羅し、卒業生はファイナンスやコンサルティング、政府、学会などの分野でキャリアの機会を見つけることができます。
経済がどのように機能しているかを理解し、市場のトレンドを分析することに興味があるなら、経済学の学位は有望なキャリアへの道かもしれません。経済学を学んだ卒業生の就職率は89%であり、卒業生は様々な分野で幅広いキャリアへのチャンスを得ています。
- 卒業生の一般的なキャリア:経済学者、金融アナリスト、市場調査分析者、政策アナリストなど
- 想定される収入(卒業後、6ヶ月):年間30,000ポンドから40,000ポンド
9. ビジネスマネジメント

ビジネスとマネジメントのコースでは、様々な業界でリーダーシップの役割を果たすための知識やスキルを身に付けるために学びます。
そのカリキュラムでは組織行動やマーケティング、ファイナンス、戦略的経営等の分野を網羅し、またキャリアに役立つ、意思決定や問題解決、効果的なコミュニケーションのスキルを身に付けます。
ビジネスの分野は、ビジネスとマネジメントの知識を持つ人々に多くのキャリアへの道を提供しており、この分野の卒業生は90%という高い就職率を誇ります。
卒業生は起業家やマネージャー、コンサルタントなどを始め、幅広いキャリアで活躍しています。
- 卒業生の一般的なキャリア:ビジネスアナリスト、経営コンサルタント、マーケティングマネージャー、オペレーションマネージャーなど、
- 想定される収入(卒業後、6ヶ月):年間25,000ポンドから35,000ポンド
10. コンピュータサイエンス

コンピュータサイエンスの学位はソフトウェア開発やアルゴリズム、データ構造、プログラミング言語に焦点を当てています。そのカリキュラムは、問題解決コーディング、ソフトウェア工学の原則に重点を置き、卒業生の多くは、ソフトウェア開発や人工知能、サイバー、セキュリティー、そして技術、コンサルティングなどのキャリアで活躍しています。
今日のデジタル時代には、コンピュータサイエンスを学んだ専門家の需要は高く、コンピュータサイエンスの学位を取得した卒業生の就職率は76.3%です。卒業生はソフトウェアエンジニア、データサイエンティスト、サイバーセキュリティーの専門家、また技術コンサルタントなどとして活躍しています。
- 卒業生の一般的なキャリア:ソフトウェアエンジニア、データアナリスト、ウェブ開発者、サイバーセキュリティーアナリストなど、
- 想定される収入(卒業後、6ヶ月):年間35,000ポンドから45,000ポンド
このようにイギリス 大学卒業後には様々な魅力あるキャリアへの可能性があります。イギリス 大学 留学にご興味をお持ちの方はStudyInの初回無料コンサルティングをご利用ください。
イギリス大学の公式出願窓口StudyIn
イギリス大学の公式出願窓口であるStudyIn、その東京オフィスおよび大阪オフィスでは、イギリス大学のトレーニングを受けた経験豊富なコンサルタントが皆様の出願から渡航まで丁寧にサポートいたします。
イギリス大学・イギリス大学院の留学に関するご質問はStudyInにお問い合わせの上、初回無料コンサルティングをご利用下さい。
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FAQ よくある質問
医学は、イギリスで最も雇用の可能性が高い学位の1つであり、教育、獣医学、法学がそれに続きます。
イギリスには大学を卒業した資格のある卒業生が多数存在するため、卒業生の就職マーケットは競争が激しくなっています。平均ですべての求人に対して約80人からの応募があると言われています。
医学は、イギリスで成功するのが最も難しい学位の1つと言われ、建築学と法学がそれに続きます。
現在、イギリスの学生ビザからGraduate visa(就労可能なビザ)を取得することで留学生は卒業後2年間の就職が可能になっており、国際的なキャリアをお考えの方、また海外留学の後、実務経験を積んでから帰国したいという方にとっても大きなメリットです。このビザは、イギリスの学士号、修士号、またはその他の資格のあるコースを正式に修了した方が対象となり、イギリス学生ビザの有効期限があるうちにGraduateビザを申請し、審査に通れば卒業後2年間はイギリスで生活し、就職することが可能となります。また博士号(PHDなど)を取得した方は、3年間の滞在が可能です。ビザについての最新情報は頻繁に更新されますので、Graduate visaのページでご確認下さい。
イギリスには、多くの国際的なコミュニティーがあるので、海外の方も良い仲間と出会える可能性が大きいでしょう。
イギリスには多様性のある豊富なキャリア、良い職場環境、多くの雇用の機会があり、キャリアをスタートさせたい留学生にとって人気のある国の1つです。