「イギリス留学中もアルバイトをしたい」「学生ビザで働くにはどんな条件があるの?」という方はいませんか?
イギリスの学生ビザでは、一定の条件のもとでパートタイム就労が認められています。この記事では、就労条件・メリット・バイトの探し方・最新の最低賃金まで、最新情報をわかりやすく解説します。

この記事でわかること
- イギリス学生ビザの概要と就労できる条件・時間数
- 留学中に働くメリットと人気・高収入のアルバイト職種
- 最新の最低賃金(2026年)とビザ申請料金
イギリスの学生ビザ(Student Visa)とは?
イギリスの学生ビザは、以前「Tier 4 (General) student visa」という名称でしたが、現在はStudent visa(学生ビザ)へ変更されています。イギリスの大学の学士課程や修士課程などで学ぶ場合に必要なビザです。
なお、2025年1月以降はすべての申請がデジタル化され、物理的なビザステッカーやBRPカードは廃止されました。代わりにUKVI(英国ビザ・移民局)アカウントにリンクされたeVisaが発行されます。
出典:GOV.UK 学生ビザページ
学生ビザの申請条件
Student visaを申請するには、以下の条件を満たす必要があります。
- 16歳以上であること
- 学生スポンサーライセンスを持つ大学・教育機関からCAS(入学許可確認番号)を受け取っていること
- 学費と生活費をカバーするのに十分な資金があること(ロンドン:月£1,334以上・その他:月£1,023以上)
- 英語力の要件を満たしていること(学位課程:CEFR B2レベル以上)
- 16〜17歳でインデペンデントスクールへの進学を希望する場合は、代わりにChild Student visaの対象となる場合があること
申請料金・健康保険付加料(2026年最新)
| 項目 |
金額 |
| 学生ビザ申請料金(海外から申請・国内で延長いずれも同額) |
£558(2026年4月8日より) |
| 健康保険付加料(IHS) |
£776/年(滞在期間分を一括前払い) |
※ビザ申請料金・IHSは変更される場合があります。必ずGOV.UK公式サイトで最新情報をご確認ください。
学生ビザで働ける条件と時間数

Student visaを取得した留学生は、以下の条件のもとでパートタイム就労が認められています。
| 課程 |
学期中の就労時間 |
休暇中の就労 |
| 学位課程以上(学士・修士・博士) |
週最大20時間 |
フルタイム可 |
| 学位課程未満(ファウンデーション・語学コースなど) |
週最大10時間 |
フルタイム可 |
なお就労時間は月平均ではなく、1週間(月〜日)ごとに計算されます。複数の雇用主のもとで働く場合も、合計時間が上限を超えないよう注意が必要です。また以下の仕事は学生ビザでは禁止されています。
- 自営業・フリーランス(個人契約の家庭教師・ギグエコノミーを含む)
- プロスポーツ選手・コーチ
- プロのエンターテイナー
- フルタイムの常勤職(休暇中を除く)
出典:GOV.UK 学生ビザ就労ページ
Expert View
“イギリスでのアルバイトは、生活費のサポートだけでなく、現地で生きたビジネス英語や多文化な職場環境を体験できる最高のチャンスです。特に近年は最低賃金の引き上げもあり、効率よく収入を得ながら履歴書に書けるキャリアの土台を作る留学生もいます。ただし、働くためにはNI番号の事前取得が必須です。渡航後は生活リズムが掴め次第、まずは大学のキャリアセンターなど安心できるルートで情報収集することをお勧めします。” – Yoshiyuki Suzuki, Counsellor, StudyIn.
イギリスの最低賃金【2026年最新】
2026年4月1日より、イギリスの最低賃金(National Living Wage / National Minimum Wage)が改定されました。
| 年齢 |
時給(2026年4月1日〜) |
| 21歳以上(National Living Wage) |
£12.71 |
| 18〜20歳 |
£10.85 |
| 18歳未満・見習い(アプレンティス) |
£8.00 |
出典:GOV.UK 最低賃金ページ
なお、ナショナル・インシュアランス番号(NI番号)はイギリスで合法的に報酬を受け取るために必要です。就労開始前にGOV.UKからオンラインで申請しておきましょう。
イギリス留学しながら働くメリット
イギリスでの就労経験は、単なる収入アップにとどまらない多くのメリットがあります。
- 英語力の向上:日常会話からビジネス英語まで、実践的な語学力を磨くことができます
- 文化理解の深化:イギリスの職場文化や日常生活をより深く体験できます
- 履歴書の充実:専門分野に関連するアルバイトであれば、将来のキャリアに直結するスキルと経験が身につきます
- 生活費のサポート:週20時間・時給£12.71で働いた場合、月換算で約£1,000前後の収入が見込めます
- 人脈形成:職場でのつながりがグラデュエートビザ取得後のキャリア探しに役立つこともあります
イギリス留学中に人気のアルバイト職種

| 職種 |
目安時給 |
特徴 |
| セールスアシスタント(小売) |
£12〜£13 |
都市部では求人が多く、初心者でも始めやすい |
| カフェ・レストランスタッフ |
£12〜£14 |
英語力向上・チップ収入も期待できる |
| 図書館アシスタント(キャンパス内) |
£12〜£14 |
学習環境に近く、勉強と両立しやすい |
| 大学チューター・ティーチングアシスタント |
£15〜£25 |
専門知識が活かせる・時給が高め |
| データ入力・事務アシスタント |
£13〜£16 |
PCスキルが身につく・在宅可の場合も |
| 受付・フロントスタッフ |
£12〜£15 |
コミュニケーション力・ビジネスマナーが身につく |
| 学生アンバサダー(大学) |
£12〜£15 |
オープンデー等の大学公式行事でのサポート |
※時給は地域・雇用主によって異なります。ロンドンでは全体的に時給が高めに設定される傾向があります。
イギリス留学中のバイトの探し方
イギリスでアルバイトを探す際は、以下の方法が効果的です。
- 大学のキャリアセンター:多くの大学がキャンパス内外のアルバイト情報を掲載しています。学内求人は通学・両立のしやすさの面でも人気があります
- 大学の掲示板・学内ウェブサイト:大学の公式サイトやポータルに求人情報が掲載されることがあります
- Indeed・Totaljobs等の求人サイト:イギリス全国の求人をカバーしており、地域・時給・職種で絞り込むことができます
- Student Job Search:学生向けパートタイム求人に特化したサイトです
就労時間の注意点:ビザ違反を防ぐために
週20時間(または10時間)の上限を超えた就労は、ビザ違反となり深刻な結果をまねく可能性があります。複数の雇用主のもとで働く場合、合計時間が上限を超えていないか毎週確認することが重要です。
また大学の公式の休暇期間(クリスマス・イースター・夏休み)のみフルタイム就労が認められます。試験が終わった・論文を書いているだけという場合でも、大学が公式に休暇期間と定めていなければ学期中扱いとなる点に注意が必要です。
多くの大学では、学業への影響を防ぐため留学生に週15時間以内のアルバイトを推奨しています。学業と生活のバランスを維持しながら就労しましょう。
Expert View
“週20時間の就労許可は魅力的ですが、イギリスの大学院や大学の学業は非常にインテンシブです。特に注意すべきは休暇期間の定義で、大学が公式に定めた期間以外は、授業や試験がなくても学期中(週20時間制限)とみなされます。ビザのルールを破ってしまうと、最悪の場合、取り返しのつかない事態になりかねません。まずは学業を最優先にし、慣れるまでは週10〜15時間程度に抑えながらバランスを取っていきましょう” – Yoshiyuki Suzuki, Counsellor, StudyIn.
StudyInがイギリス学生ビザの申請をサポートします
ビザ申請は専門用語が多く、必要書類の準備に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。またイギリスのビザルールは変更されることも多いため、常に最新情報を把握しておくことが大切です。
StudyInではビザ申請サポートを提供しており、最新情報のご案内・申請書の個別チェックなどを通じてスムーズな申請をサポートします。大学選びから出願・ビザ申請まで、留学経験を持つ経験豊富なコンサルタントが一貫してサポートします。東京(恵比寿)・大阪の両オフィスおよびオンラインでご相談いただけます。
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よくある質問(FAQ)
イギリスの学生ビザの条件は何ですか?
16歳以上で、学生スポンサーライセンスを持つ認定教育機関からCAS(入学許可確認番号)を受け取っていること、学費と生活費をカバーする十分な資金があること、英語力の要件(学位課程はCEFR B2以上)を満たしていることが主な条件です。16〜17歳の場合は保護者の同意書が必要です。
イギリスの学生ビザの費用はいくらかかりますか?
2026年4月8日より、学生ビザの申請料金は£558です(海外からの申請・国内での延長いずれも同額)。これに加えて、健康保険付加料(IHS)として年間£776が滞在期間分一括で必要です。最新情報はGOV.UK公式サイトでご確認ください。
イギリスの学生ビザでアルバイトはできますか?
はい、学位課程以上のフルタイムコースで学ぶ学生は、学期中に週最大20時間のパートタイム就労が可能です。学位課程未満(ファウンデーション・語学コース等)の場合は週最大10時間です。大学の公式休暇期間中はフルタイムで働くことができます。自営業・フリーランス・プロスポーツ選手などの職種は禁止されています。
イギリスの最低賃金はいくらですか?
2026年4月1日より、21歳以上のNational Living Wageは時給£12.71です。18〜20歳は£10.85、18歳未満は£8.00となっています。合法的に報酬を受け取るためには、事前にNI番号(ナショナル・インシュアランス番号)の取得が必要です。
イギリスの学生ビザを取得するのにどれくらい時間がかかりますか?
海外から申請する場合は約3週間、国内から延長申請する場合は約8週間が目安です。ピーク時期(6〜9月)は処理に時間がかかることもあるため、余裕をもって早めに申請することを強くおすすめします。
学生ビザで就労時間を超えてしまうとどうなりますか?
就労時間の上限超過はビザ違反となり、ビザの取り消し・強制帰国・将来の英国ビザ申請に影響するなど深刻な結果につながる可能性があります。雇用主側も違反が発覚した場合、最大£60,000の罰金が科されます。複数の職場で働く場合も合計時間が上限を超えないよう、毎週記録をつけておきましょう。